- バックワーデーション
- 先物取引において、通常は限月が遠くなればなるほど現物価格との上方乖離が発生するコンタンゴの状態ですが、稀に、下方乖離が発生する異常現象を起こす場合があります。
コンタンゴの逆の状態でバックワーデーションと呼ばれます。
これは、下降トレンドから上昇トレンドへの転換期に発生がよく見られ、現物の買い需要からくるもので発生することが多く、FXは現物の価格に近付こうとする動き、先物は満期日に近付くにつれて現物価格との乖離を埋める動きになるので、現物さえ買われていれば価格が上昇する動きとなります。
期日が近くなればなるほど現物価格との乖離が減り、満期日にはほとんど乖離がゼロに等しくなっていくため、コンタンゴの時とは逆に期日の短い先物商品を狙ってロングする投資家も多く、それに釣られて現物価格も上げる傾向にあります。